Amazon Payにかかる費用

目次

1:Amazon Payの手数料

2:レンタルショッピングカートとの比較

3:Amazonとの契約

>>Amazon Payの手数料

Amazon Payは見ていただくとわかりますが、月額の固定費が必要ありません。

決済手数料として4%(デジタルコンテンツの場合は4.5%)を差し引かれた売り上げが入金される仕組みです。

Amazonでお買い物をされたことがあればお分かりかと思いますが、クレジットカード決済が多いと思います。
もちろん、代引きやギフト券の場合もあるでしょうが、Amazon PayのシステムはAmazonアカウントに登録されている、クレジットカードを利用して決済が行われるので、ここではクレジットカード決済に絞って考えていきます。

このクレジットカード決済をECサイトに導入するためには、契約とお金が必要になるのが常です。
たとえば、一般的なレンタルショッピングカートで提供しているカード決済システムは、だいたい月額3,000円の固定費と売上に応じた決済手数料が必要になります。

大規模な店舗であれば安く感じるかもしれませんが、この固定費が結構しんどい(笑) 年間36,000円というのは結構大きいですよね。
さらに手数料が必要となれば、かなりハードルが高くなります。

PayPalやsquareのように、固定費がかからない決済サービスもありますが、あんまり国内で普及が進んでいる印象がありません。

>>レンタルショッピングカートとの比較

月額固定費と決済サービスに絞って比較して見たいと思います。
レンタルショッピングカートを利用するメリットはとても大きいので、どっちがいいとか悪いとかではありません。
要は、費用対効果が自分にとってどうなのかという話ですので、参考程度と思ってください。

Amazon Payの公式ページからもいけますが、公式ソリューションプロバイダーがあります。その中から人気のありそうな、「Future Shop2」と、レンタルショッピングカートの代表格と思われる「カラーミーショップ」、そしてウィッキーのような手法を用いた自社開発の場合で考えて見ます。

基本料金 Amazon Pay
オプション料金
Amazon
手数料
合計
FutureShop2 8,000円 3,000円 4% 1,1000+4%〜
カラーミーショップ 3,000円 2,000円+4% 不要 5,000円+4%〜
自社開発 サーバー費用 不要 4% (サーバー費用)+4%〜

いかがでしょうか。

それぞれ契約形態も異なります。
FutureShop2と自社開発の場合は、自社でAmazonと契約する必要がありますが、カラーミーショップではAmazonとの契約は必要なく、カラーミーショップのシステム内で利用ができるようです。

最終的に、自社で開発するのかレンタルシステムを利用するのかを決定するには多様な観点が必要です。

>>Amazon との契約

Amazon Payを導入するには、Amazonの審査を受けて契約を締結する必要があります。
そして、セラーセントラルのアカウントを作って、APIキーなどを取得してWoocommerceやショッピングカートシステムとの連動をすることになります。

この契約作業だけでも1ヶ月はみておいた方がいいでしょう。
さらに開発期間を含めると、結構な日数が必要になります。

ECサイトはすぐに開店できるイメージを持たれがちですが、作り込んだサイトにすればそれなりに日数と費用がかかってきます。

 

次回からいよいよ導入編スタート!



Amazon Payの構成

目次

1:Amazon Payを導入するためのシステム構成

2:Woocommerceプラグイン

3:Amazon pay用のプラグイン

4:ベーシック認証をかけておきましょう

5:Store frontテーマ

6:お金の話

>>Amazon Payを導入するためのシステム構成

さて、いよいよ導入にむけて動き始めました。
まずは、どのようなECサイトにするかを十分に考えなければなりません。いわゆる事業計画的なものですね。

✔︎ 何を売るのか
✔︎ 誰に売るのか
✔︎ どうやって(システム的に)売るのか

5W1H的に考えると分かりやすくなりますが、そこらへんは皆さんそれぞれあるでしょうから、ここではすっ飛ばします(笑)

では、売るものも決まった、どうやって集客するかも決まったとして、どのようなシステム構成にするのかです。
ここで前のAmazon Pay導入の基本条件でチェックした項目が必要になってきます。理解できるか、導入できるかなどですね。

今回ウィッキーが取り組んだシステム構成は次のようになっています。

CMS wordpress(ワードプレス)
基本プラグイン WooCommerce
拡張プラグイン WooCommerce Amazon Pay Gateway
その他プラグイン 後々いろいろ出る予定
テーマ Store front

>>Woocommerceプラグイン

wordpressについての解説は他の方にお譲りするとして、wordpressをショッピングサイト(ECサイト)化するプラグインは色々あるのだと思います。しかし、Amazon Payに対応するプラグインはほとんど見かけたことがありません。(あったら教えてください 特に日本語のやつ)
いろいろ調べた結果、WoocommerceがAmazon Payに対応しているとの情報を入手しこちらでチャレンジすることにしました。

Woocommerce自体は比較的メジャーなECプラグインで、日本語の解説も少しずつ出てきているようです。
これ以降の設定も英語ばかりですが、ウィッキーは英語はさっぱりですが、そこはもう、ほら、Googleセンセイにね。お任せしました。
また、プラグインを導入すると自動で翻訳してくれるので、ある程度は理解できるようになります。

まずは、このWoocommerceを入れてみてサイト自体がどのようなECサイトになるかを確かめてみてください。その上で、自分がやろうとしているECサイトが適合するかどうかを判断するといいと思います。

Woocommerceについての解説は

https://wc.artws.info

https://wpshop-lab.net

で分かりやすく解説してもらえるので、確認してみてください。

>>Amazon pay用のプラグイン

次にWooCommerce Amazon Pay Gatewayですが、wordpressのプラグイン検索でも可能かと思いますが、ウィッキーはWoocommerceのサイトからダウンロードしました。理由は特にありませんw

Woocommerceのサイトではダウンロード販売となっていますが、Free(無料)となっているので、問題ありません。また、購入に必要なアカウントはwordpressに登録しているアカウントが利用できます。
と言っても、wordpressアカウントなんて持っていない人の方が多いかもしれませんね。

そんな時はプラグイン検索でいきましょう。

>>ベーシック認証かけておきましょう

WEB開発ではまずローカルで開発してから、サーバーにアップロードの手順が基本なのかなと思います。その方が色々都合が良い時もありますしね。しかし、ウィッキーはそんなめんどいことしません(笑)

wordpressをインストールしたフォルダにベーシック認証をかけて、その中で開発を進めるという荒技(?)を行なっていきます。その方が、Amazon Payとの連携とかすぐに確認できるので。

ただ、これを最初忘れていまして。。。

3日後に「あ、しまった」と気がついたらGoogleにインデックスされてました。
まあ、テスト段階でしたし、SEOも何もない状態でしたので、良しとしましょう。
しかし、はえぇなGoogleクローラー。。。

もし、本番サーバーで行うならベーシック認証を忘れずに!

>>Store frontテーマ

wordpressカスタマイズの楽しいところはテーマを変えれば、一瞬でサイトの見た目が変わることですよね。

Woocommerceにも対応したテーマがたくさんあるようです。しかし、ウィッキーのモットーは「わかりやすくてシンプル」
のちのちのカスタマイズや見た目、拡張プラグインへの対応などを考え、ウィッキーはWoocommerceが作成しているStore frontというテーマを採用しました。
子テーマを使えば、さらにカスタマイズをすることが可能みたいです。

 

>>お金のお話

今回の最大のテーマは「Amazon Payを導入すること」ですが、サブテーマとして「費用を最小限に抑えること」があります。
従ってFree(無料)で使えるものはとことん使いますし、月額固定費なんてものは可能な限り払わなくて済む方法を模索します。

次回はそんな「Amazon Pay導入にかかる費用」について考えて見たいと思います。




Amazon Pay導入の基本条件

目次

1:Amazon pay を導入するための基本条件を考えてみる

2:技術力の条件

3:環境の条件

>>Amazon pay を導入するための基本条件を考えてみる

使ってみたところ、非常に便利そうなAmazon Pay を導入しようと本気で考えて見たところ、まあ色々条件があってですね。正直ハードルは高いというのが第一印象です。

そこで、もし自力で導入を検討されている方のために、導入できる環境か技術力があるかなど、諸条件を整理してみました。

まず前提条件として、導入をするためにカスタマイズ能力があるかどうかが重要なポイントになってきます。
(ウィッキーは人様からお金を頂いてホームページ作成などを行う、WEBのプロフェッショナルではありません。しかし、かれこれ15年ほど前からHTMLとCSSを使って自分のホームページ作成をするなど、まあまあできる程度。)

>>技術力の条件

あなたは以下のチェック項目にあてはまりますか?
✔︎ HTMLやCSS、PHPの意味や使い方、コードを書くことができる
✔︎ プラグインやテーマを駆使してwordpressのカスタマイズができる
✔︎ SSL、API、アクセスキー等、WEB用語の意味と利用方法が分かる
まずは、この三つに当てはまることが、これから自力導入を進めていく上で重要になります。

一つ目は、コードを書くことが重要ではなく、人様が書いたコードの構造を理解できていることが重要です。

二つ目は、自力導入を進めるにあたってウィッキーが使用したのがwordpressです。ブログやホームページ作成のための画期的なCMSですね。ここにプラグインとテーマをあれこれ加えることで、目的に向かって突き進みます。

三つ目は、Amazon Pay導入にはAmazonと契約が必要です。そこで利用される言語はWEBの専門用語が多数あり、wordpressの表面的なカスタマイズだけを行うスキルではついていけなくなります。まあ、意味とその役割が分かっていれば大丈夫でしょう。

>>環境の条件

✔︎ これから新しくECサイトを構築する。またはリニューアルできる
✔︎ 常時SSL化できる
✔︎ サーバーアクセスや契約など基本的に全ての権限を持っている

これからAmazon Payを導入したECサイトを構築していきますが、一番いいのは新しくECサイトを作ることです。なぜならテストでもなんでもできるから(笑)

SSLはSEO的にもこれから必須条件になるでしょう。特にECサイトではすべてのページがSSL対応されていることで、セキュリティが向上します。
導入には証明書が必要だったりしますが、エックスサーバーなど一部のサーバーでは、追加料金なしで使えたりします。

権限はとても重要な環境です。
サーバーへアクセスする権限は、wordpressのインストールやカスタマイズ、SSLなど絶対に必要なこと。
契約については、必須ではありませんが、Amazonの担当との連絡や販売テストなどとーっても大事な仕事が任せてもらえるか、判断させてもらえるかが必要です。

これら基本的な条件を元に一つずつ進んでいきます。

先は長いよ!




Amazon Payを導入したきっかけ

>>Amazon Payを初めて知る

どうもウィッキーでえす。

Amazon Payというサービスを知ったのは今年の2月。

テレビで見た日本酒があまりにも美味しそうだったので、すぐにそのWEBサイトに行ってECサイトで購入を進めていた時でした。

キラキラした目で目的の酒を見つけて、カートにin。

注文画面に進みながら「個人情報入力と決済情報の入力がめんどいわー」(←もうすでに酒を飲んでいたw)とか考えた時に【amazonアカウントでお支払い】の文字がキラリと光ったのでした。(ほんとはボタン画像)

おお。なんじゃこりゃ。

と早速amazonにログインしてみると、配送先情報から登録カードまで使えるじゃないですか。こりゃ便利!すぐにポチっちゃう!

とまあ、こんな感じで使った人となったのがきっかけです。

その時自分にも新しいECサイトを立ち上げる必要があり、カスタマイズのしやすさからEC-CUBEを使う予定で考えていたのだけど、決済に頭を悩ませていました。

<課題>
・本の郵送だから代引きは無理
・クレジットカードはマスト
・個人情報入力で逃げちゃう(買い物熱が冷める)

 

で、それらを解決してくれそうなAmazon Payを体験して、その課題が解決できそうだと直感的に感じたのでした。

>>Amazon Pay導入を考えてみる

その酒通販サイトはショッピングカートシステムにFutureShop2を利用していて、そのオプション的に入れているんだなあ。とはわかったのですが、これらサービスはご存知の通り月額の費用が若干お高め。もちろん、開発の手間がいらないから当たり前なんですけどね。

しかしウィッキーには、月額固定費をかける余裕がなく(だって売れるかどうかわかんない)、高額商品でもないため売れてもその分だけ元を取れるかどうかが疑問。そこで、そもそもAmazon Payとはどうやって導入するものなのかを整理することにしてみました。

たぶん、ウィッキーと似たように「月額費用かけんのもなぁ。。。」と似たような境遇の方もいらっしゃるかと思います。

ここから先、Amazon Pay導入してサービスリリースまで、なんでも自分でやりたがる、ウィッキーの戦いの歴史を忘備録を兼ねて記す。

長くなりそうなので次回!