Amazon Pay導入篇2

さて、どうしたものか。
前回の記事から既に3年経っている。

正直言うと導入に関してのあれこれは忘れてしまったことが多いのだ。。。
それでもサイトのアップデートなどで設定し直したり、手直しをすることもある。

課題:WooCommerce Amazon Pay Gateway advanceの日本語化


そんな中で、一番困るのがWooCommerce Amazon Pay Gateway advanceの日本語化。
このプラグインが日本語訳してくれないのである。

普通のプラグインだと、自動で翻訳してくれて日本語対応できるんだけど、WooCommerce Amazon Pay Gatewayはしてくれない。

なーんでか。最初の頃はわからないからせっせとテーマエディターで該当する部分を日本語に変えたりして対応していたのだけど、アップデートのたびにやるのもかなり大変。

この日本語化対応(多言語化)してくれないとどうなるかと言うと、例えば

「Amazonアカウントをお持ちですか?ここからログインできます」としたいところが、

Do you have an Amazon account? You can log in here

と表示されてしまう。これではECサイトとしてはマイナス80点。
だから、最初の頃はせっせとテーマエディターで変更していたのですね。

 

解決:日本語化ファイルを作っちゃう


wordpressの中級者以上ともなると、そんなの当たり前じゃん?と言われてしかるべきですが、ウィッキー知らなかった。だって初心者だから。

さて、手順。

  1. FTPでWooCommerce Amazon Pay Gateway advanceのlanguagesから.potファイルを取り出す。
  2. Poeditで開いて翻訳して、.moにコンパイル
  3. アップロードして終了

です。これだけ(でした。知りませんでした。)

いやー、本当にGoogle先生と様々な知識を公開してくださる皆様に足を向けて寝られません。

なんのこっちゃ???な方は、ぜひGoogle先生に相談してみて!かならず答えてくれるから。




Amazon Pay導入編1

だいぶ間があいてしまいました。結構忙しくなり、忘備録的に書くつもりがすでに忘れてしまったことも。。。
さて、導入に向かって準備しますが、ここ数ヶ月このシステムを運営してみたAmazonPayの利用割合を発表したいと思います。

なんと。100%(笑)

みなさんがAmazonPayを利用して、お支払い頂いているという結果になりました。
いまやECサイトにカード決済は必須になりましたが、やはり情報管理のリスクや個人情報を別に入力する必要があるというのは、なかなかコンバージョンへのハードルが高いものです。
これを解決してくれるのが、AmazonPayなのかなと考えています。
手数料は必要ですが、代金回収リスクや手間を考えると、高くないという判断です。

>>導入システムの条件

被るところもありますが、おさらいも含め。
Amazon Payに導入に必要な最低条件は、
1、ECのシステム
2、決済のプラグイン又はオプション
3、Amazonとの契約
この3つになります。

ECのシステムはEC-cubeなどたくさんありますが、2つ目のAmazonPayに対応したプラグインやオプションが無いのが難点です。
もちろん、あることにはあるのですが、それなりにマネーが必要であるのは周知の通りです。
今回のテーマはいかに費用をかけずにシステムを構築するかにあるので、こういった費用の必要なプラグインやオプションは対象外としました。

そこで、
1、ECのシステム→Wordpress+Woocommerce
2、プラグイン→WooCommerce Amazon Pay Gateway+WooCommerce For Japan
3、Amazonとの契約はもちろん独自に行う
これで行うことにしました。
これだと、一切月額費用がかかりません。

WooCommerce Amazon Pay Gatewayは、Woocommerceが作った、AmazonPay用のプラグインで、これが無いと導入ができません。
さらにWoocommerceは基本英語で、配送設定も日本風ではないので日本仕様にする必要がありますが、これを行ってくれるのがWooCommerce For Japanです。
例えば、銀行振込も追加しようとするとこのプラグインが必要です。

導入方法はいたって簡単。Wordpressのプラグイン検索、無ければWoocommerceからダウンロードし、Wordpressに適用するだけ。

あわせて、Amazonとの契約を進めていきます。
問い合わせから、契約したい旨を申し出て契約に進みます。もしかすると法人しかできないかもしれません。

では、次は各種設定に進みます。




Amazon Payにかかる費用

目次

1:Amazon Payの手数料

2:レンタルショッピングカートとの比較

3:Amazonとの契約

>>Amazon Payの手数料

Amazon Payは見ていただくとわかりますが、月額の固定費が必要ありません。

決済手数料として4%(デジタルコンテンツの場合は4.5%)を差し引かれた売り上げが入金される仕組みです。

Amazonでお買い物をされたことがあればお分かりかと思いますが、クレジットカード決済が多いと思います。
もちろん、代引きやギフト券の場合もあるでしょうが、Amazon PayのシステムはAmazonアカウントに登録されている、クレジットカードを利用して決済が行われるので、ここではクレジットカード決済に絞って考えていきます。

このクレジットカード決済をECサイトに導入するためには、契約とお金が必要になるのが常です。
たとえば、一般的なレンタルショッピングカートで提供しているカード決済システムは、だいたい月額3,000円の固定費と売上に応じた決済手数料が必要になります。

大規模な店舗であれば安く感じるかもしれませんが、この固定費が結構しんどい(笑) 年間36,000円というのは結構大きいですよね。
さらに手数料が必要となれば、かなりハードルが高くなります。

PayPalやsquareのように、固定費がかからない決済サービスもありますが、あんまり国内で普及が進んでいる印象がありません。

>>レンタルショッピングカートとの比較

月額固定費と決済サービスに絞って比較して見たいと思います。
レンタルショッピングカートを利用するメリットはとても大きいので、どっちがいいとか悪いとかではありません。
要は、費用対効果が自分にとってどうなのかという話ですので、参考程度と思ってください。

Amazon Payの公式ページからもいけますが、公式ソリューションプロバイダーがあります。その中から人気のありそうな、「Future Shop2」と、レンタルショッピングカートの代表格と思われる「カラーミーショップ」、そしてウィッキーのような手法を用いた自社開発の場合で考えて見ます。

基本料金 Amazon Pay
オプション料金
Amazon
手数料
合計
FutureShop2 8,000円 3,000円 4% 1,1000+4%〜
カラーミーショップ 3,000円 2,000円+4% 不要 5,000円+4%〜
自社開発 サーバー費用 不要 4% (サーバー費用)+4%〜

いかがでしょうか。

それぞれ契約形態も異なります。
FutureShop2と自社開発の場合は、自社でAmazonと契約する必要がありますが、カラーミーショップではAmazonとの契約は必要なく、カラーミーショップのシステム内で利用ができるようです。

最終的に、自社で開発するのかレンタルシステムを利用するのかを決定するには多様な観点が必要です。

>>Amazon との契約

Amazon Payを導入するには、Amazonの審査を受けて契約を締結する必要があります。
そして、セラーセントラルのアカウントを作って、APIキーなどを取得してWoocommerceやショッピングカートシステムとの連動をすることになります。

この契約作業だけでも1ヶ月はみておいた方がいいでしょう。
さらに開発期間を含めると、結構な日数が必要になります。

ECサイトはすぐに開店できるイメージを持たれがちですが、作り込んだサイトにすればそれなりに日数と費用がかかってきます。

 

次回からいよいよ導入編スタート!



Amazon Payの構成

目次

1:Amazon Payを導入するためのシステム構成

2:Woocommerceプラグイン

3:Amazon pay用のプラグイン

4:ベーシック認証をかけておきましょう

5:Store frontテーマ

6:お金の話

>>Amazon Payを導入するためのシステム構成

さて、いよいよ導入にむけて動き始めました。
まずは、どのようなECサイトにするかを十分に考えなければなりません。いわゆる事業計画的なものですね。

✔︎ 何を売るのか
✔︎ 誰に売るのか
✔︎ どうやって(システム的に)売るのか

5W1H的に考えると分かりやすくなりますが、そこらへんは皆さんそれぞれあるでしょうから、ここではすっ飛ばします(笑)

では、売るものも決まった、どうやって集客するかも決まったとして、どのようなシステム構成にするのかです。
ここで前のAmazon Pay導入の基本条件でチェックした項目が必要になってきます。理解できるか、導入できるかなどですね。

今回ウィッキーが取り組んだシステム構成は次のようになっています。

CMS wordpress(ワードプレス)
基本プラグイン WooCommerce
拡張プラグイン WooCommerce Amazon Pay Gateway
その他プラグイン 後々いろいろ出る予定
テーマ Store front

>>Woocommerceプラグイン

wordpressについての解説は他の方にお譲りするとして、wordpressをショッピングサイト(ECサイト)化するプラグインは色々あるのだと思います。しかし、Amazon Payに対応するプラグインはほとんど見かけたことがありません。(あったら教えてください 特に日本語のやつ)
いろいろ調べた結果、WoocommerceがAmazon Payに対応しているとの情報を入手しこちらでチャレンジすることにしました。

Woocommerce自体は比較的メジャーなECプラグインで、日本語の解説も少しずつ出てきているようです。
これ以降の設定も英語ばかりですが、ウィッキーは英語はさっぱりですが、そこはもう、ほら、Googleセンセイにね。お任せしました。
また、プラグインを導入すると自動で翻訳してくれるので、ある程度は理解できるようになります。

まずは、このWoocommerceを入れてみてサイト自体がどのようなECサイトになるかを確かめてみてください。その上で、自分がやろうとしているECサイトが適合するかどうかを判断するといいと思います。

Woocommerceについての解説は

https://wc.artws.info

https://wpshop-lab.net

で分かりやすく解説してもらえるので、確認してみてください。

>>Amazon pay用のプラグイン

次にWooCommerce Amazon Pay Gatewayですが、wordpressのプラグイン検索でも可能かと思いますが、ウィッキーはWoocommerceのサイトからダウンロードしました。理由は特にありませんw

Woocommerceのサイトではダウンロード販売となっていますが、Free(無料)となっているので、問題ありません。また、購入に必要なアカウントはwordpressに登録しているアカウントが利用できます。
と言っても、wordpressアカウントなんて持っていない人の方が多いかもしれませんね。

そんな時はプラグイン検索でいきましょう。

>>ベーシック認証かけておきましょう

WEB開発ではまずローカルで開発してから、サーバーにアップロードの手順が基本なのかなと思います。その方が色々都合が良い時もありますしね。しかし、ウィッキーはそんなめんどいことしません(笑)

wordpressをインストールしたフォルダにベーシック認証をかけて、その中で開発を進めるという荒技(?)を行なっていきます。その方が、Amazon Payとの連携とかすぐに確認できるので。

ただ、これを最初忘れていまして。。。

3日後に「あ、しまった」と気がついたらGoogleにインデックスされてました。
まあ、テスト段階でしたし、SEOも何もない状態でしたので、良しとしましょう。
しかし、はえぇなGoogleクローラー。。。

もし、本番サーバーで行うならベーシック認証を忘れずに!

>>Store frontテーマ

wordpressカスタマイズの楽しいところはテーマを変えれば、一瞬でサイトの見た目が変わることですよね。

Woocommerceにも対応したテーマがたくさんあるようです。しかし、ウィッキーのモットーは「わかりやすくてシンプル」
のちのちのカスタマイズや見た目、拡張プラグインへの対応などを考え、ウィッキーはWoocommerceが作成しているStore frontというテーマを採用しました。
子テーマを使えば、さらにカスタマイズをすることが可能みたいです。

 

>>お金のお話

今回の最大のテーマは「Amazon Payを導入すること」ですが、サブテーマとして「費用を最小限に抑えること」があります。
従ってFree(無料)で使えるものはとことん使いますし、月額固定費なんてものは可能な限り払わなくて済む方法を模索します。

次回はそんな「Amazon Pay導入にかかる費用」について考えて見たいと思います。




Amazon Pay導入の基本条件

目次

1:Amazon pay を導入するための基本条件を考えてみる

2:技術力の条件

3:環境の条件

>>Amazon pay を導入するための基本条件を考えてみる

使ってみたところ、非常に便利そうなAmazon Pay を導入しようと本気で考えて見たところ、まあ色々条件があってですね。正直ハードルは高いというのが第一印象です。

そこで、もし自力で導入を検討されている方のために、導入できる環境か技術力があるかなど、諸条件を整理してみました。

まず前提条件として、導入をするためにカスタマイズ能力があるかどうかが重要なポイントになってきます。
(ウィッキーは人様からお金を頂いてホームページ作成などを行う、WEBのプロフェッショナルではありません。しかし、かれこれ15年ほど前からHTMLとCSSを使って自分のホームページ作成をするなど、まあまあできる程度。)

>>技術力の条件

あなたは以下のチェック項目にあてはまりますか?
✔︎ HTMLやCSS、PHPの意味や使い方、コードを書くことができる
✔︎ プラグインやテーマを駆使してwordpressのカスタマイズができる
✔︎ SSL、API、アクセスキー等、WEB用語の意味と利用方法が分かる
まずは、この三つに当てはまることが、これから自力導入を進めていく上で重要になります。

一つ目は、コードを書くことが重要ではなく、人様が書いたコードの構造を理解できていることが重要です。

二つ目は、自力導入を進めるにあたってウィッキーが使用したのがwordpressです。ブログやホームページ作成のための画期的なCMSですね。ここにプラグインとテーマをあれこれ加えることで、目的に向かって突き進みます。

三つ目は、Amazon Pay導入にはAmazonと契約が必要です。そこで利用される言語はWEBの専門用語が多数あり、wordpressの表面的なカスタマイズだけを行うスキルではついていけなくなります。まあ、意味とその役割が分かっていれば大丈夫でしょう。

>>環境の条件

✔︎ これから新しくECサイトを構築する。またはリニューアルできる
✔︎ 常時SSL化できる
✔︎ サーバーアクセスや契約など基本的に全ての権限を持っている

これからAmazon Payを導入したECサイトを構築していきますが、一番いいのは新しくECサイトを作ることです。なぜならテストでもなんでもできるから(笑)

SSLはSEO的にもこれから必須条件になるでしょう。特にECサイトではすべてのページがSSL対応されていることで、セキュリティが向上します。
導入には証明書が必要だったりしますが、エックスサーバーなど一部のサーバーでは、追加料金なしで使えたりします。

権限はとても重要な環境です。
サーバーへアクセスする権限は、wordpressのインストールやカスタマイズ、SSLなど絶対に必要なこと。
契約については、必須ではありませんが、Amazonの担当との連絡や販売テストなどとーっても大事な仕事が任せてもらえるか、判断させてもらえるかが必要です。

これら基本的な条件を元に一つずつ進んでいきます。

先は長いよ!